2017年09月20日

往く夏、来る秋


皆様、いかがお過ごしでしょうか

今年もとても暑い夏でございました
夏の名残と秋が混在する時節
夏の御疲れなどは出ておられませんでしょうか

暑さの残るお昼間の陽射しとともに
空気はすこしづつ澄み渡り、空の表情も美しく移ろいます

節気は、秋分へ

「神戸アートマルシェ2017」が今年も開催されます
ホテルの1フロアの客室に、個性豊かなギャラリーが
3日間出展いたします
弊廊も、1328号室にてお待ち致しております
会場は、神戸メリケンパークオリエンタルホテル13階フロア
会期は、2017年9月29日(金)・30日(土)・10月1日(日)
開場時間は、AM11:00→PM7:00
入場料は、お一人様¥1,000(税込)※3日間の通しチケットです※
詳しくはこちらまでどうぞ↓
http://www.art-marche.jp/2017/

弊廊ブース1328号室では、
昨年に引き続いて、
弊廊が期待する日本画の新進作家さん3人を
ご紹介いたします

arase manjyusyage.jpg
荒瀬史代「曼殊沙華」60.6×80.3p
一貫して、季節の花々を独自の色鮮やかな筆致で
描き続ける荒瀬史代さん 
彼女らしくデフォルメされたモチーフは
とてもグラフィカルです
作品展の数もご経験を積まれ、また 大きな作品を手掛けられることで
より一層、作家として表現に幅を持たれました

kishida minamo 30F.JPG
岸田尚子「水面」30号
日本画での抽象表現を追究される岸田尚子さん
グループ展でのご経験もさらに増えられて、
ご自身が日本画を通して伝えたい「見えないかたち」を
より忠実に画布の上へと導きつつおられます

tazumi shunjitsu SM.jpg
田住真之介「春日」SM
最小限の色彩と線で、生物たちのいのちを描かれる田住さん
往年の大家が遺してきた日本画の長い道のりの中
ご自身はどのような跡を残してゆけるのか問いながら
作品発表の場を増やされるなか、
より丁寧なまなざしと密度ある筆致で表現されようとしています

3人の作家さん方の
成長過程をお愉しみいただきながら、
ぜひご高覧くださいませ

台風が過ぎたあとの、よい気候に開催される
神戸でのアートイベント「神戸アートマルシェ」
今年ではや9回目を迎えます
今年は神戸港の開港150年も相まって、
港エリアの空気も華やいでいます
他にも、県外・海外からのギャラリーが多数出展されます
ぜひお誘いあわせのうえ、お越しくださいませ





さよならなつ.jpg
大きく手を振って
夏を 見送る




田中美術






















posted by tanaka at 14:01| Comment(0) | ことづて

2017年08月06日

夕涼み


夏の美しさのひとつ 夕涼み
英語ではうまく訳せない 日本語の粋ではないでしょうか
立秋を迎えて、少し夜の風も変わる頃です

お昼間の焼けつくような暑さが暮れて
麻の服を纏うときのような、
柔らかく乾いた緩い風が吹き抜けるとき
ひとときの癒しの中に、今まさに夏の真ん中にいるということ
そして
私達はほんのりと 次の季節を感じとります

そんな 夕涼みが心地よい季節 
吹きガラス・草野啓利さんの作品たちが 
少しばかり 届いております

くさのA.jpg
いつもながら 柔らかな手触りの 優しい作品たち
夏のメニューにひときわ涼を添えてくれるプレートや鉢
その他、ゴブレットやグラスもすこし



ものごとの中にある「美」や「輝き」とはなんだろうと
いつも思います

かたちがなく、なのに 少し離れると 
恋しいほどにそのきらめきを 確認できるのです
でも、その只中にいる時には 
どうしても手中におさめることができません

それは私達自身が その手中にあるからなのですね

過ぎ去る瞬間に、見えるか 見えないか 

懲りもせずに憧れて また追いかけるけれど
いつも 少し先で 
夏の日の逃げ水にように 手招きをしています

すべての美術表現は、おそらく 
そんな どうしてもつかみ取れない 眩しい瞬間の記憶と影を
かろうじて留めることのできた、
強く 同時に とても 心もとないものなのではないか と感じています



皆様 それぞれの夏をお過ごしのことと思います

くさの@.jpg

美しさの一瞬を留めたガラスの中に 
あなた様の夏を映して
ぜひお愉しみいただけましたら 幸いです
数に限りがございますので なにとぞ お早目に...





7月の空.jpg

過ぎ去る瞬間を 捉まえることができたら




田中美術




posted by tanaka at 18:28| Comment(0) | ことづて

2017年08月03日

立秋へ


夏ですから、仕方ないのですが
厳しい暑さが続いております
皆様、お元気でお過ごしでしょうか

暑い暑いと過ごすうちに、8月に入り暦ははや立秋へ向かいます
夏休みの只中 お盆休みも近づいてまいりました
ご帰省などで、各地へ旅に出かけられるご機会も
増えることと存じます

弊廊では、立秋過ぎの8月10日(木)→31日(木)まで
「田中美術 中古道具の小さな集い」を
開催させていただきます
弊廊が専門といたします日本画の古書画はもちろんのこと
茶道具や骨董類もいろいろとお見せしたいと
予定しております

有恒嵯峨野.jpg
服部有恒 画「嵯峨野」日本画軸 共箱
軸寸197p

服部有恒(はっとり ありつね 明治23年〜昭和32年)は
明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家です
松岡映丘に師事し、抒情的な大和絵を多く遺しています
私共もとても好きな作家のひとりで
過去にも多くお取り扱いしてまいりました
こちらは、秋の嵯峨野で馬あそびに興じる人物
秋草と、絵の上部には月が描かれています

まだしばらくは、猛暑の日が続きますが
一足先に小さな秋を感じていただければ

その他のお道具類も、お楽しみになさってください

新神戸へお越しの折には ぜひお気軽に
遊びにいらしてくださいませ

あなた様のお越しを、心よりお待ち申し上げます


未来.jpg

熱の冷めゆく夕暮れ
たくさんの良き夏の思い出を


田中美術



posted by tanaka at 13:45| Comment(0) | ことづて